ジョジョ第5部 ナランチャ・ギルガの名言~友情を大事にし、他人の痛みを理解する優しき男~
こんにちは!ヒイフウです。
本日はジョジョの奇妙な冒険第5部のブチャラティチームのメンバー、
ナランチャ・ギルガの名言を紹介します。
『「この世の中で一番大切なものは何か?」「それは友情だ!」
ナランチャはそのことを最も大切なこととした。』
→
ナランチャは幼い頃に友人に裏切られるのですが、
その後ブチャラティのチームの一員となり真の友人を得ることができました。
『いつも考えるのは彼の「怒ってくれた事」だった。
「なぜ彼はいきなり怒ったのだろう」でも、
あの怒りは「恨み」だとか「嫌悪」だとか、
人を「侮辱」するようなものはなにもない怒りだった。
警官たちやおれの父親が「怒る」時とは大ちがいだ。
まじになってこのオレを怒ってくれた。彼には何の得もないのに。
彼のあの態度のことを考えると勇気が湧いてくる。
ナランチャは彼とその仲間のために働きたい。
「男っていうのはああいう人のために働くものだ」
ひたすらそう思うようになった。』
→
ナランチャが安易にギャングになろうとした時に怒ってくれた
ブチャラティへの想いが詰まった名言です。
男というのはブチャラティのような人のために働くものという
決意を決めた場面です。
自らの保身や利益のために怒る人はたくさんいますが、
ブチャラティのように自分に何の得にもならないのに怒ってくれる人こそ大切な上司であり真の友人です。
そんな憧れの男のもとで働くことができたナランチャはきっと幸せだったと思います。
『ブチャラティィィィィィ
行くよッ!オレも行くッ!
行くんだよォ──ッ!!
オレに「来るな」と命令しないでくれ──ッ!
トリッシュはオレなんだッ!オレだ!
トリッシュの腕のキズはオレのキズだ!!』
→
父に見捨てられたトリッシュの傷を自分の傷だと叫ぶナランチャの名シーンです。
仲間の傷を自分の傷と思えるナランチャは
優しくめちゃくちゃカッコ良い漢(おとこ)です。
『ひるむ・・・と!
思うのか・・・
これしきの
・・・これしきの事でよォォォォォォ』
→
敵に喉を切られようが凄みで敵を圧倒する時に使える名言です。
ビジネスの場でピンチな状況に陥った時などにこのセリフを言えば、
あなたの覚悟と凄みが周りのみんなに伝わって、
敵がいたらすぐに逃げ出すでしょう。
以上、ナランチャの名言でした。
ナランチャのように友情を大事にして
他人の痛みを自分の痛みと感じられる優しい人が増えれば
世の中の争いも少しは減ると思うのですが、
ジョジョに登場する吐き気をもよおす邪悪のような敵も世の中には多いので、
そんな悪から大切な人を守るためにも
私達は強くなって勝ち続けなければなりません。
心の中がバリバリ裂けるドス黒いクレバスのような悪人を倒す時に役立つ
戦略書「孫子の兵法」についての記事はこちらからご参照ください↓
では、今回はここまで!
どうも、ありがとうございましたー!
元気の出るジョジョ名言集はこちらから↓
ブチャラティチームのみんなの名言はこちらから↓
ジョジョ第5部 グイード・ミスタの名言〜覚悟と単純さのススメ〜
こんにちは!ヒイフウです。
しばらく戦略戦術の話が続きましたので、
今回は最近アニメ放送も開始したジョジョの奇妙な冒険第5部から
グイード・ミスタの名言を紹介します。
ミスタは第5部のテーマの1つで度々出てくる「覚悟」についての名言が多いです。
戦いには戦略・戦術だけでなく「覚悟」も必須です。
では、ミスタの名言をどうぞ↓
『たしかに「覚悟」はできたぜ・・・ジョルノ
おまえの・・・「行動」がなかったなら・・・
おれは・・・ヤケに・・・なっていた・・・
おまえが・・・「覚悟」をくれなかったなら・・・
この「道」は見えなかった
自分の弾丸をあえて身に受けるこの「覚悟へ」の「道」は・・・!』
『おまえ・・・このオレに・・・
「覚悟」はあんのか・・・と・・・言ったが見せてやるぜ
ええ・・・おい見せてやるよ
ただしおまえにもしてもらうぜッ!
ブチ砕かれてあの世に旅立つってェェェ
「覚悟」をだがなあああ~~~ッ』
『突っ切るしかねえッ!
真の「覚悟」はここからだッ!』
→
ミスタの覚悟はやっぱりカッコ良いですね!
ミスタはいつも大怪我しまくりながらも覚悟で勝利への道を切り拓いて逆転勝ちします。
ジョジョのバトルの良いところは単純な強さを比べる戦いではなく、
いかに頭を使うか、敵の裏をかくか、
冷静さや正確な判断が勝利の重要な要素であり、
覚悟や凄みなどの精神が勝負の決め手となります。
この覚悟の力でミスタは数々の激闘を乗り越えました。
私も仕事や生活で重大な決断をする時は
覚悟ができているか自分に自問自答しています。
「覚悟はいいか?俺はできてる」と。
↑これはミスタの上司のブチャラティの名言ですが。
『食べることを深ーく考えるってことはよォー
「幸せに生活してるか?」どーかにつながるからよー
とっても大切なことだと思うわけよ』
→
歳をとってオッさんになってきた私は
このミスタの名言が最近よくわかるようになってきました。
というのも、若いうちはそんなに食に興味なかったのですが、
年々おいしいものを食べることへの執念が強くなってきているのを感じます。
食べた物によって自分の血ができ肉ができ細胞の1つ1つが作られていきます。
つまり、目の前の食べ物は自分とは別の物質ですが
いずれ自分自身になる物と言えます。
自分を大事にしなきゃいけないように
自分と同じように何を食べるかをちゃんと大事にして、
幸せを感じる美味しい物を食べて
それで自分の細胞を作っていきましょう。
その季節にしか食べられない物、
高級食材で滅多に食べられない物、
そういう物を食べる時は死ぬまでにあと何回この料理を
楽しめるだろうかと考えながら
幸せを噛み締めながら食べましょう。
その日のディナーは一回だけですし、
多くの人が年に365日×3食しか食事の機会が無い中では
一食一食無駄にせずに本当に好きで美味しい物を
食べることを大事にしたいものです。
ミスタについてのナレーション
『眠ることを楽しみ、
朝日の中の木の枝や、
雲のうごくようすを
見ることを楽しむ。
ワインの香りを楽しみ
チーズをかじることを楽しむ。
単純さは愚直と受け取られることもあるのだが、
あれこれ複雑に考えることは、
「恐怖」を心の中にまねくことなので
良くないとミスタは考えていた。』
→
ミスタは物事をシンプルに考えて目の前のことを楽しめる才能があります。
目の前のことに集中できれば、
心に恐怖を呼び込まず勇気を持って行動できることに繋がりますので
ミスタのような行動力を出したい時は、
戦略を考えすぎて動けないよりも
シンプルに目の前の一歩を踏み出すことも必要です。
難解で説明が難しい戦略ほど失敗し、
優れた戦略ほどシンプルだとも言われています。
ミスタについてのナレーション
『だがある時「人間にはそれぞれ定まった運命があるものだ」という事を彼は学ぶ
人は若いころ足ぶみをしたり遠まわりをするのだが
結局は自分の「向かうべき道を歩んでいくものだ」という事を・・・』
『「運命とは自分で切り開くものである」とある人はいう・・・
しかしながら!
自分の意志で正しい道を選択する余地などない
「ぬきさしならない状況」というのも
人生の過程では存在するッ!』
→
これもジョジョ第5部の重要テーマである「運命」についての名言です。
厳密にはミスタの名言ではなくナレーションの名言ですが。
この文を読まれている若い方には実感がわかないかもしれませんが、
私のように中年のオッさんになってくると
あの時あの人に会ったのは人生の転機となる運命だったなとか、
あそこであのようなことがあったことが結果的にプラスに繋がったなとか、
当時は遠まわりやマイナスな出来事と思えたことが、
結果的には良い道だったということが1つや2つはあります。
遠回りこそが近道だったり、
全てを差し出した者が最終的に真の全てを得たり、
人生には運命と感じられるような逆転が起こりますので、
もしいま逆境の中で苦しんでいる人は
その逆境はいつか将来プラスに繋がることを信じて
勇気を持って自分の道を歩んでほしいです。
では、今回はここまで!
どうもありがとうございましたー!
ミスタの上司ブチャラティの名言はこちらから↓
ブチャラティチームのメンバーの名言はこちらから↓
孫子の兵法 第十三 用間篇 ~理想の営業・マーケティング、情報を制する者が戦いを制す~
こんにちは!ヒイフウです。
それでは、孫子の兵法 第十三 用間篇の名言を紹介します。
第十三 用間篇
『百金を愛んで敵の情を知らざる者は、不仁の至りなり。
人の将に非ざるなり。
(金を与えることを惜しんで、敵の状況を知ろうとしないのは
不仁もはなはだしいものである。
それでは人の上に立つ将としての資格はない。)』
→
ここでは、情報の重要さを説いています。
状況を把握するためにはお金を惜しまずにかけるべきです。
マーケット情報や競合他社情報を把握するために
コンサル会社に高いお金を払うことも時間と手間をお金で買うという選択の1つです。
『軍の撃たんと欲する所、城の攻めんと欲する所、
人の殺さんと欲する所は、必ず先ず其の守将・左右・謁者・門者・舎人の
姓名を知り、吾が間をして必ず索めてこれを知らしむ。
(撃とうと思う軍や、攻めようと思う城や、
消そうと思う人物については、
必ず守備の将軍・側近・侍従・門衛・宿衛の役人の姓名をまず知って、
味方の間諜にさらにそれらの人物についてくわしく探索させる。)』
→
攻略したい顧客や、戦っている競合他社を調べつくすことが大事です。
顧客の決裁者や決定者の思想信条、製品選定において大事にしていること、過去所属部署、派閥、学閥、出身地などを知れば
どのような攻め方をすれば顧客の心に刺さるか作戦をいろいろと考えることができます。
同じように競合他社のキーパーソンの経歴、人脈、性格などの情報があればどのように攻めてくるか予測を立てることができます。
これらの情報を調べる時に大事になってくるのが、間(かん)つまりスパイの活用です。
現代では企業スパイは禁止されているため本物のスパイを雇うことができませんが、
法に触れない範囲でスパイもどきを活用することはできます。
つまり、孫子の兵法で記載されているように、
知りたい情報の周辺人物と仲良くなって聞ける範囲で
内情をヒアリングするというやり方です。
例えば、顧客キーマンの部下、上司、同僚、友人、
受付の人、警備の人、これらの人の名前を知って近づき仲良くなれば、
知りたい情報は少しずつ集まります。
攻めたいところの周りから地道に情報を集めて、
その集めた情報をもとに勝てる戦略を練り上げていきましょう。
では、今回はここまで!
どうもありがとうございましたー!
孫子の兵法 第十二 火攻篇 ~理想の経営者・理想の上司はいつも冷静~
こんにちは!ヒイフウです。
今回は残り2回となった孫子の兵法の名言シリーズの第十二 火攻篇を紹介します。
第十二 火攻篇
『利に非ざれば動かず、得るに非ざれば用いず、
危うきに非ざれば戦わず。
(利益がなければ軍を動かさず、得るものがなければ軍を用いず、
危険にせまられなければ戦うことはしない。)』
→
孫子の兵法は他の章でも一貫して意味の無い戦いをしてはならないと述べています。
特にここでは戦略的に意味のない戦いはすべきではないと言っています。
勝っても利益や得るものが無く、危険が迫っているわけでもない時は戦う意味はありません。
例えば、受験や就職や起業などに努力して頑張ることはそこから得られるメリットもあり意味があります。
しかし、目の前の言い争いに勝つこと、どうでも良いプライドを守るためだけの戦い、それらは労多くて得るものが少ないです。
いつもこの戦いは戦略的に意味がある戦いかよく考えて、
無駄な戦いはしないようにするとともに、
いま戦うべきと決断した時は必死に頑張りましょう。
『主は怒りを以て師を興こすべからず。
将は慍(いきどお)りを以て戦いを致すべからず。
(君主は怒りにまかせて軍を起こしてはならず、将軍もいきどおりから戦いをはじめてはならない。)』
→
組織のトップは怒りの感情をコントロールできないといけません。
怒りに任せてくだす決断は間違っていることが多いです。
戦争の場面で、怒りで戦いに挑んでしまって兵士が亡くなったり国が滅んでしまってから後悔しても、兵士も国も二度と元には戻りません。
現代の場面でも、怒りで部下をひどく叱って部下が辞めてしまったり、会社が傾くような間違った経営の決断をしてしまってから後悔しても、部下も会社も二度と元には戻りません。
組織のトップたる者は、頭に血がのぼらないようにいつも心がけておき、
怒りが発生した時もその時に急いで決断したり動かさずに一晩寝かして、
翌朝に少し冷静になってから決断や行動をすべきです。
昔から手紙を書くときの注意としてもよく言われていることですが、
怒りのメールを夜に出すようなことは避けて、
朝にもう一度冷静になってからメールしましょう。
では、今回はここまで!
どうもありがとうございましたー!
孫子の兵法 第十一 九地篇 ~理想の上司がおこなう組織運営のコツ~
こんにちは!ヒイフウです。
今回は孫子の兵法 第十一 九地篇の名言について紹介します。
第十一 九地篇
『善く兵を用うる者は、譬えば率然〔そつぜん〕の如し。
率然とは常山の蛇なり。
其の首を撃てば則ち尾到り、其の尾を撃てば則ち首至り、
其の中を撃てば則ち首尾倶に至る。
(戦いに巧みな人は、たとえば率然のようである。
率然というのは常山にいる蛇のことである。
この蛇は頭を撃つと尾が助けにくる、尾を撃つと頭が助けにくる、
腹を撃つと頭と尾が一緒になってかかってくる。)』
→
計画を立てる時に、
競合相手がこのように出てきた時にどうするか
というケースを数パターン想定しておき、
敵がどこを攻めてきたとしても
こちらが次の攻撃を仕掛けられるように
武器と攻撃手段は複数用意しておきましょう。
また、率然は頭と尾の両方で攻めることができることだけでなく、
敵の攻撃に対する反応が素晴らしいです。
現在は大きな会社になればなるほど頭も尾も体もバラバラです。
つまり、何か会社の一部署で事件が起きたとしても、
隣の部署は我関せずという組織が多いと思います。
率然のような組織を作ることができていれば、
どこかの部署(たとえば頭)がピンチの時には、
隣の部署(たとえば尾)が助けに来ます。
会社のどこか(たとえば体)で大トラブルが発生した時は
全社の複数の部署(たとえば頭と尾)が助けに来ます。
このような会社が緊急時に強い率然のような組織です。
経営者が率然のような強い組織を作るためには、
自分のことだけでなく会社全体や
広い視野で物事を考えられる人を育成していく必要があります。
『夫れ呉人と越人との相悪むや、
其の舟を同じくして済りて風に偶うに当たりては、
其の相救うや左右の手の如し。
(呉の国の人と越の国の人とは互いに憎みあう仲であるが、
一緒に同じ舟に乗って川を渡るとき大風に襲われた場合には、
彼らは左右の手の関係のように助けあうものである。)』
→
呉越同舟という言葉通り、
普段は互いに敵同士であっても同じ舟に乗って嵐にあえば
お互い助け合い協力します。
企業同士の競争においても、市場に新しい強力な企業が参入してきた時には
ライバル企業同士が手を組むケースがあります。
敵の敵は味方という共通の目的を持つことができれば互いに協力できます。
国と国、組織と組織、個人と個人、
それぞれに共通の目的を掲げて動かすことができる人が名将です。
『将軍の事は、静にして以て幽く、正にして以て治まる。
(将軍たる者のつとめは、うわべは穏やかでその奥底は窺えず、
厳正でよく整っていなければならない。)』
→
人の上に立つ者は、いつも落ち着いて穏やかで心の奥底を察知できないようにすべきです。
組織のトップが喜怒哀楽を表情に出し過ぎると、
部下はトップに怒られないようにとか、トップを喜ばせようとか、
上の顔色ばかり気にして本質を見失った行動をするリスクがあります。
部下が上司の顔色ばかり見ながら仕事をしないといけない組織は不幸ですので、
上司たる者はいつも穏やかに喜怒哀楽を顔に出さないくらいが良いです。
では、今回はここまで!
どうもありがとうございましたー!
孫子の兵法 第十 地形篇 ~『任務は遂行する。部下も守る。』と言える優しい幹部になろう〜
こんにちは!ヒイフウです。
今回は孫子の兵法 第十 地形篇の名言について紹介します。
第十 地形篇
『卒を視ること嬰児の如し、故にこれと深谿に赴くべし。
卒を視ること愛子の如し、故にこれと倶〔とも〕に死すべし。
厚くして使うこと能〔あた〕わず、愛して令すること能わず、
乱れて治むること能わざれば、譬〔たと〕えば驕子〔きょうし〕の
若〔ごと〕く、用うべからざるなり。
(将軍が兵士たちを幼児をおもいやる心で見ているから、
兵士は危険な深い谷底までも将軍についていく。
兵士たちをかわいいわが子のように見て深い愛情で接するから、
兵士は生死を将軍とともにする。
しかし、兵士を厚遇するだけで仕事をさせることができず、
いとおしむだけで命令することができず、
気ままをゆるして規律にしたがわせることができないようでは、
たとえばわがまま息子を養っているようなもので役に立たない。)』
→
幹部たるもの、部下を我が子のように愛してかわいがりましょう。
部下を日々かわいがった分だけその部下は忠実になり、
いざという時に恩のある幹部を助けてくれます。
しかし、部下を甘やかすだけではいけません。
命令に従わせる、規律を守らせる、
これらのことは当然させなければダメなワガママ社員になってしまうので、
部下をかわいがりながらもきちんと任務は遂行しましょう。
私の中の理想の上司ランキング第1位の
ジョジョ第5部の登場人物のブチャラティの言葉を借りるなら
『任務は遂行する。部下も守る。
両方やらなくっちゃあならないってのが幹部のつらいところだな。
覚悟はいいか?俺はできてる』
です。
上記は孫子の兵法で部下への優しさを説いた文ですが、
優しい幹部になりたい人はジョジョの奇妙な冒険第5部を読んで
ブチャラティを見本としましょう!
では、今回はここまで!どうもありがとうございましたー!
優しい幹部NO1のブチャラティの名言はこちらから↓
孫子の兵法の名言を最初から読む方はこちらから↓
孫子の兵法 第九 行軍篇 ~理想のトップは見るんじゃあなくて観て、聞くんじゃあなくて聴く~
こんにちは!ヒイフウです。
今回は孫子の兵法 第九 行軍篇の名言を紹介します。
第九 行軍篇
『衆樹動くは来るなり。
衆草多く障うは疑わすなり。
鳥起こるは伏なり。
獣おどろくは覆なり。
塵高くして鋭きは車の来るなり。
卑くして広きは徒来るなり。
散じて条達するは憔採するなり。
少なくして往来するは営軍なり。
(木立ちがざわめき動くのは敵が攻めてくるのである。
たくさんの草を積みあげておおいかぶせてあるのは伏兵と見せかけているのである。
鳥が飛び立つのは伏兵がいるのである。
獣が驚いて走るのは奇襲をかけてくるのである。
ほこりが高く舞い上がっているのは戦車が攻めて来るのである。)』
→
ジョジョ第4部で、承太郎さんが康一くんに
「観察しろというのは、見るんじゃあなくて観ることだ、聞くんじゃあなくて聴くことだ」
とおっしゃってましたが、
孫子の兵法でも同じようによく観てよく聴けと言ってます。
上記のように葉っぱが動いたり鳥が飛び立ったり埃が舞い上がるのは敵がいるからだと。
現代のビジネスシーンでも
顧客の言動、競合他社の言動をよく観察して
いつもと違う点や変化のあった点から
その背景にあることを探す癖をつけましょう。
『卒未だ親附せずして之を罰すれば、即ち服せず。
服せざれば則ち用い難きなり。
卒すでに親附して罰行われざれば、則ち用うる可からざるなり。
(兵が将軍に親しみ従うほどの人間関係にまだなっていないのに、
これを罰しても服従しない。
兵が将軍に親しみその指揮を受けようとする気持ちになっているのに
指揮しなければ、使いものにならない兵にしてしまう)』
→
部下への指導で大事なことはまず信頼関係を築くことです。
信頼関係の無いところにいきなり叱っても反発するだけで服従しません。
また、部下と仲が良くて甘やかしてばかりいると
その部下が使えないダメ社員になってしまうので、
その部下のためにも信頼関係を築いた後はしっかりと指導・指揮をすべきです。
では、今回はここまで!
どうもありがとうございましたー!
孫子の兵法の名言を最初から読む時はこちらから↓
承太郎さんの親戚の仗助さんの名言や最近アニメ放送中のジョルノさんの名言はこちらから↓