孫子の兵法 第九 行軍篇 ~理想のトップは見るんじゃあなくて観て、聞くんじゃあなくて聴く~
こんにちは!ヒイフウです。
今回は孫子の兵法 第九 行軍篇の名言を紹介します。
第九 行軍篇
『衆樹動くは来るなり。
衆草多く障うは疑わすなり。
鳥起こるは伏なり。
獣おどろくは覆なり。
塵高くして鋭きは車の来るなり。
卑くして広きは徒来るなり。
散じて条達するは憔採するなり。
少なくして往来するは営軍なり。
(木立ちがざわめき動くのは敵が攻めてくるのである。
たくさんの草を積みあげておおいかぶせてあるのは伏兵と見せかけているのである。
鳥が飛び立つのは伏兵がいるのである。
獣が驚いて走るのは奇襲をかけてくるのである。
ほこりが高く舞い上がっているのは戦車が攻めて来るのである。)』
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ジョジョ第4部で、承太郎さんが康一くんに
「観察しろというのは、見るんじゃあなくて観ることだ、聞くんじゃあなくて聴くことだ」
とおっしゃってましたが、
孫子の兵法でも同じようによく観てよく聴けと言ってます。
上記のように葉っぱが動いたり鳥が飛び立ったり埃が舞い上がるのは敵がいるからだと。
現代のビジネスシーンでも
顧客の言動、競合他社の言動をよく観察して
いつもと違う点や変化のあった点から
その背景にあることを探す癖をつけましょう。
『卒未だ親附せずして之を罰すれば、即ち服せず。
服せざれば則ち用い難きなり。
卒すでに親附して罰行われざれば、則ち用うる可からざるなり。
(兵が将軍に親しみ従うほどの人間関係にまだなっていないのに、
これを罰しても服従しない。
兵が将軍に親しみその指揮を受けようとする気持ちになっているのに
指揮しなければ、使いものにならない兵にしてしまう)』
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部下への指導で大事なことはまず信頼関係を築くことです。
信頼関係の無いところにいきなり叱っても反発するだけで服従しません。
また、部下と仲が良くて甘やかしてばかりいると
その部下が使えないダメ社員になってしまうので、
その部下のためにも信頼関係を築いた後はしっかりと指導・指揮をすべきです。
では、今回はここまで!
どうもありがとうございましたー!
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