孫子の兵法の名言を仕事や日常で活用しよう(第1篇 計篇)
こんにちは!ヒイフウです。
今回は久しぶりにこのブログの主要テーマに戻り
戦略についてお話しさせて頂きます。
今日は私が最も好きな兵法書「孫子の兵法」について紹介します。
孫子の兵法は約2500年前に中国の兵法家の孫武が書いたと言われる兵法書です。
毎年数多くの本が新たに書かれては忘れ去られていく中で、
これほど昔に書かれた本が現代まで読み継がれているということが
孫子の兵法がいかに素晴らしい兵法書であり
現在でも使える戦いのノウハウの詰まった本かということがわかります。
なお、三国志の曹操、戦国時代の武田信玄、
現代のソフトバンクの孫正義さんやマイクロソフトのビルゲイツさんなど、
名将や名経営者と呼ばれる人達は孫子を愛読している方が多いです。
(ジョジョの奇妙な冒険の第2部主人公のジョセフジョースターももちろん読んでいます)
今回は全13篇からなる孫子の兵法の第1篇から
名言と現代での活用例を紹介します。
第1篇・計篇
『兵とは国の大事なり、死生の地、存亡の道、察せざるべからざるなり。
(戦争は国家の重大事である。国民の死活が決まるところで、国家の存亡のわかれ道であるから、よく熟慮せねばならない。)』
→
戦争は国の存亡がかかっており滅びるリスクがあるのでよく考えてから戦うべきと説いています。
現代の経営においても、競合他社と戦う前に本当に戦うべきかよく検討する必要があります。
例えば、価格競争のような消耗戦を仕掛けて目の前の戦いに勝ったとしても、
それは自社の利益が減り経営体力を奪うことに繋がります。
たとえそれで何度か勝つことができても
そんな戦いを続けていればいずれ滅びることになるでしょう。
競合他社と真正面から戦うだけでなく、
友好的M&Aや提携など共存共栄を目指すほうが
自社に利益をもたらすケースもあることを意識して
今回戦うのか戦わないのかよく考えるべきです。
また、個人的な戦いにおいても同様です。
自分のライバルを目先の議論で言い負かせたり、
道で出会った変なおっさんと突発的にケンカをして勝利しても
恨まれたり怪我をしたり労が多い割には得るものは少ないです。
ライバルと戦わずに敵にしないことや、
変なおっさんからはさっさと逃げるなど
戦うべきか否かはよく考えましょう。
最後に、戦いではないのですが、
私の経験則から戦術的に敗北することが
戦略的な勝利をもたらす例を一つお伝えしておきます。
それは、嫁とのケンカです。
嫁が何か怒り出した時は自分が悪くないと思ってもすぐに謝りましょう。
あなたをそんなに悲しませて怒らせてしまってごめん、と。
この場合、言い争いで論破して戦術レベルで勝利をおさめても夫婦の溝が深くなるだけです。
平和な結婚生活を送るためには
すぐに降伏して仲直りしたほうが
人生を長い目でみれば戦略的な勝利と言えます。
では、今回はここまで!
どうも、ありがとうございましたー!
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