孫子の兵法 第二 作戦篇 ~理想の経営者・理想の上司はいつも短期決戦~
こんにちは!ヒイフウです。
前回に続いて、孫子の兵法の第二 作戦篇の名言と
現代における活用方法について紹介します。
第二 作戦篇
『兵は拙速〔せっそく〕を聞くも、未だ巧みの久しきを賭〔み〕ざるなり。
(戦争には拙〔まず〕くとも早くきりあげるということはあるが、
巧くて長引くという例はみたことがない)』
『兵は勝つを貴〔たっと〕び、久しきを貴ばず。
(戦争は勝つことが大切であるが、長引くのはよくない。)』
→
戦争が長引くと兵士や経済が疲弊するので、戦いは短期で終わらせるべきです。
たとえ勝利したとしても
数年間も戦争を続ければ自国の経済はボロボロになってしまいます。
現代のビジネスでも長期戦は避けて短期決戦を挑むべきです。
特に、ヒト・モノ・カネで競合他社に劣る中小企業は、
大企業に持久戦に持ち込まれたら勝てる可能性は極めて低いです。
受注できるまでに長い時間がかかる案件、
代金回収までに時間がかかる長期プロジェクト、
これらは経営体力の小さな企業には不利な戦いになるため、
勝てる見込みのない時は戦わないという勇気も必要です。
ビジネスの場においては
品質よりもスピードを重視するほうが良いケースが多々あります。
例えば、かき氷を売るなら夏が来る前、
暖房器具を発売するなら冬が来る前、
季節に間に合わせることは当たり前。
企画書や提案書を提出する時には、
完成度を高めて納期ギリギリに提出するのではなく、
5割くらいできたドラフト案を納期よりかなり早く提出することで
顧客や上司のフィードバックをもらうことができて
そのフィードバックをもとに納期までの間にさらに完成度を高めることができます。
つまり、テストの時間内に間に合わなかった時期遅れの100点よりも、
納期を半分以上残した状態で提出する50点のほうが価値が高いということです。
この短期決戦の法則は恋愛でもオススメです。
ウダウダ悩んだり考えたりしているうちにタイミングを逃してしまうよりも、
さっさと早く自分の思いをぶつけて告白したほうが成功確率が高いです(当社独自調べ)。
恋愛は戦争と違って負けても死ぬわけではないので、
フラれても早くまた次の戦いに向かいましょう。
では、今回はここまで!
どうもありがとうございましたー!
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