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孫子の兵法 第七 軍争篇 ~有能なトップは局面に合わせた戦略を練る~

こんにちは!ヒイフウです。 

 

今回は武田信玄風林火山で有名な

孫子の兵法 第七 軍争篇の名言を紹介します。

 


第七 軍争篇
『其の疾きこと風の如く、
其の徐かなること林の如く、
侵掠すること火の如く、
動かざること山の如く、

知り難きこと陰の如く、

動くこと雷震の如し。

(風のように迅速に進み、
林のように整然と待機し、
火のように激しく攻撃し、
山のように泰然と動かず、

姿や意図は闇のようにわからず、

行動は雷鳴のように激しい)』

軍を操る時には

めっちゃ速く動いたり、どっしりと動かなかったり、

すんげー激しく攻撃したり、

状況にあわせて戦い方を大きく変化させることが効果的です。

 

仕事に真面目に取り組む時もあれば、

楽しんで陽気に話す時、静かに聞く時、

明るく周りを盛り上げる時、周りを落ち着かせる時、

そのように状況に合わせて自分を変化させたり、

組織を変化させることができる人が名将です。

 


『朝気は鋭く、昼気は惰し、暮気は帰る。
故に善く兵を用うる者は其の鋭気を避け、其の惰気を撃つ。
此れ気を治むる者なり。
(人間の気力は、朝は鋭く冴えていて、昼は鈍ってきて、
夜は衰えて休息を欲する。
名将は敵軍の気の新鋭な時を避けて、気が鈍っている時に攻撃をする。
これが気を治める者である)』


朝は集中力が高くても昼過ぎには疲れてくるし夜には眠くなります。
名将は相手が疲れてきた頃や夜中などに攻めることで敵軍に打撃を与えます。

 

この人間のライフサイクルの原則は太古の昔から現在まで変わっていないので、
現在のビジネスや生活にもこの戦術は効果的です。 

 

例えば、私は集中力を要する仕事や難しい仕事を頭が冴えている朝一に入れることが多いです。
睡魔が襲ってくる午後一には強制的に起きているように自分がよく話す会議を入れて、
夜にはなるべく仕事よりも家族や友人とリラックスして過ごす時間を優先します。

 

また、相手にもこの一日のサイクルがあるのでそれを利用することもできます。
話をよく聞いてほしい会議は午前中にセットする、
怒られそうな会議や嫌な会議は相手が昼ごはん食べてご機嫌かつ眠くなっている午後一にセットする、
短く早く切り上げたい会議は就業時間終了直前の相手も早く帰りたい時間帯にセットする、
相手が準備できていない時に一気に奇襲をかけてたい時は夜の時間帯や出社直後に突然押しかける、
など相手のサイクルを意識して自在に攻撃をしかけられればあなたも立派な気を治むる者です。 

 

 

『囲む師は必ずかく。
(敵を包囲した時は、わずかに逃げ道をあけておくべきだ。)』


敵に背水の陣をしかれると

たとえ勝ったとしてもこちらへの損害も大きくなるため、
相手を追い詰め過ぎずに逃げ道をあけておきましょう。


窮鼠猫を噛むという言葉があるように、
弱い相手でもギリギリの状況になれば

強者に打撃を与える最後の抵抗をしてきます。


そのため、完全に包囲するよりも
あえて敵に逃げ道を残しておくほうが
自軍の損害が小さくなります。

 

ビジネスや日々の暮らしで、誰かを叱ったり非難する時も
相手に逃げ道を残してあげることが優しさです。


完璧なロジックで相手を論破して追い詰め過ぎてしまうと
相手の心に深い傷を残したり
会社を辞めてしまうリスクがあります。


それよりも相手に言い訳をできるように逃げ道を残してあげて、
次に挽回のチャンスを与えてあげるほうが得策です。

 

 

では、今回はここまで!
どうもありがとうございましたー!

 

 

 

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